菅田栄治先生記念事業

菅田栄治先生記念事業について

 菅田栄治先生(1908-1988)は大阪帝国大学/大阪大学に1933年から1971年まで奉職され、電気工学第二講座、通信工学第四講座、電子工学第一講座を担当され、国産第一号磁界型電子顕微鏡の製作、電子工学科の創設、電子ビーム研究施設の創設、世界最高300万ボルト超高圧電子顕微鏡の建設などの顕著な功績を残されました。菅田研究室に薄膜研究に関して滞在したJulius Cohen氏が2011年に逝去され遺産の一部が電気電子情報通信工学専攻に寄贈されました。
 電気電子情報通信工学専攻では菅田先生とCohen氏のご遺徳に感謝し、この寄付金を基金として菅田栄治先生記念事業として以下の事業を実施することにしました。

1)菅田先生の顕彰

肖像レリーフと座右の銘の額装
説明文プレート

 菅田先生の肖像レリーフと座右の銘の額装および説明文プレートを作製し掲示します。
・設置場所:電気系メモリアルホール(E1-115)の前室の壁
・作製依頼先:造幣局

2)優秀な大学院生の表彰

 優秀な学修成績と研究成果を修めた大学院博士前期課程学生、優秀な研究業績を修めた大学院博士後期課程学生を表彰します。詳細については菅田-Cohen賞についてをご参照ください。
・賞 名:菅田-Cohen賞(修士)および 菅田-Cohen賞(博士)
・賞内容:表彰状と副賞を授与します。

3)特に優秀な大学院生の研究留学助成

 格別に優秀で優れた研究成果を順調にあげている博士後期課程学生を、世界的に著名な大学等に短期(半年~1年)留学させることにより、更に高度で優れた研究成果をあげることが期待される場合に、渡航費や滞在費等の補助により留学を助成します。詳細については菅田-Cohen特別留学助成金についてをご参照下さい。
・補助金名:菅田-Cohen特別留学助成金
・補助金額:1件あたり上限150万円

4)記念事業実施の報告会

 菅田先生ご親族、菅田先生門下または菅田先生と関連の深い本学名誉教授、工学研究科長はじめ学内関係者に対して上記記念事業実施内容等を報告するための報告会を開催します。

菅田-Cohen賞について

1)菅田-Cohen賞創設の背景

 菅田栄治先生(1908-1988)は大阪帝国大学/大阪大学に1933年から1971年まで奉職され、電気工学第二講座、通信工学第四講座、電子工学第一講座を担当され、国産第一号磁界型電子顕微鏡の製作、電子工学科の創設、電子ビーム研究施設の創設、世界最高300万ボルト超高圧電子顕微鏡の建設などの顕著な功績を残されました。菅田研究室に薄膜研究に関して滞在したJulius Cohen氏が2011年に逝去され遺産の一部が電気電子情報通信工学専攻に寄贈されました。電気電子情報通信工学専攻では菅田先生とCohen氏のご遺徳に感謝し、この寄付金を基金として菅田栄治先生記念事業を実施することにしました。菅田-Cohen賞はこの記念事業の一環として2013年度に創設されました。

2)菅田-Cohen賞の目的と趣旨

 菅田-Cohen賞は、電気電子情報通信工学専攻の各コースの博士前期課程および博士後期課程において優秀な学業成績と研究成果を収めて修了する大学院生に対し、在学中の努力を称えるとともに、修了後の一層の活躍と学術的貢献を期待して、表彰を行うことを目的とします。

3)賞  名

 菅田-Cohen賞(修士) および 菅田-Cohen賞(博士)

4)表彰人数

 菅田-Cohen賞(修士): 毎年各コースで1名または修了者数の4%程度を上限とします。
 菅田-Cohen賞(博士): 課程博士のみを対象とし、博士学位取得者の20%程度を上限とします。

5)賞の内容

 表彰状と副賞を各年度末に授与します。

6)選考方法

 各コースにおいて、年度ごとに、専攻が規定した方法で選考します。

7)これまでの受賞者

 菅田-Cohen賞受賞者一覧をご覧下さい。

菅田-Cohen特別留学助成金について

1)菅田-Cohen特別留学助成金制度創設の背景

 菅田栄治先生(1908-1988)は大阪帝国大学/大阪大学に1933年から1971年まで奉職され、電気工学第二講座、通信工学第四講座、電子工学第一講座を担当され、国産第一号磁界型電子顕微鏡の製作、電子工学科の創設、電子ビーム研究施設の創設、世界最高300万ボルト超高圧電子顕微鏡の建設などの顕著な功績を残されました。菅田研究室に薄膜研究に関して滞在したJulius Cohen氏が2011年に逝去され遺産の一部が電気電子情報通信工学専攻に寄贈されました。電気電子情報通信工学専攻では菅田先生とCohen氏のご遺徳に感謝し、この寄付金を基金として菅田栄治先生記念事業を実施することにしました。菅田-Cohen特別留学助成金制度はこの記念事業の一環として2013年度に創設されました。

2)菅田-Cohen特別留学助成金の目的と趣旨

 菅田-Cohen特別留学助成金は、電気電子情報通信工学専攻において、格別に優秀で優れた研究成果を順調にあげている博士後期課程学生を、世界的に著名な大学等に短期(半年~1年)留学させることにより、更に高度で優れた研究成果をあげることが期待される場合に、渡航費や滞在費等の補助により留学を助成します。

3)助成金額

 1件あたり上限150万円

4)助成件数

 1~2年に1件程度

5)使途等

 上記趣旨に沿う留学に関する渡航費および滞在費等とします。必要経費全額が上記助成金額上限を超える場合は、他の財源との併用を妨げないものとします。大学規定の領収書等の提出を必要とします。可能な限り、事前に本人に支給することとします。

6)選考方法

 電気電子情報通信工学専攻(協力講座含む)教授の提出した推薦書類(指定の様式)により、専攻拡大教授会で審議して採否を決めます。推薦書類は指導教授(指導者が教授以外の場合は、指導教員から依頼された専攻教授)から専攻長に提出するものとします。

7)助成を受けた大学院生の義務

 助成を受けた後期課程学生は、留学から帰国後1か月以内に研究留学報告書(指定の様式)を専攻長に提出するものとします。