研究交流活動

※個々の活動詳細に関してはイベントカレンダーをご参照下さい。

共同研究

高エネルギー密度状態の科学の開拓のため学際的かつ学術融合型のアプローチとして、拠点形成型で設定した5つの課題 (1.相対論プラズマ物性、2.高圧凝縮物性、3.固体―プラズマ中間体物性、4.実験室宇宙物理、5.プラズマフォトニクス)を戦略的に開拓する。よりチャレンジングでインパクトの有る新規共同実験課題を設定し、日欧米の高出力レーザーを高出力レーザー国際バーチャルラボのような有機的国際連携のもとで有効に利用します。また各国の計算コードに関しても、状況に応じて最適なコード利用を行うことで効果的・効率的な共同研究を実施します。
拠点形成型では、これまで我が国と欧米の1機関もしくは2国間によるものでしたが、国際戦略においては、我が国を軸とした3国以上の共同研究を進める予定です。


  • 日米英チームにより相対論プラズマ物性の共同実験を英国RALなどの施設で実施します。
  • 日英仏米チームで仏LULI、英国RALと阪大レーザー研で高圧凝縮物性に関する共同実験を実施します。
  • 日英仏米チームにより米国バークレー研究所などの装置を利用してプラズマ-固体中間体物性に関連する金属-非金属物性実験を行います。
  • 日仏英のチームで阪大レーザー、仏LULIの装置を利用した実験室宇宙物理(ジェットの生成、無衝突衝撃波、輻射衝撃波)に関する実験と理論の共同研究を行います。
  • 日英仏米のチームにより阪大、仏LULI、英RALの装置を利用したプラズマフォトニクスの共同実験を実施します。

その他、日英米仏の計算コードや理論家の交流による共同研究を予定しています。



セミナー

研究成果の主要論文掲載はもちろん、拠点形成型において定例化できた2国間ワークショップ(日米、日英、日仏)を継続する。また5つの研究テーマに関して年1−2回程度の個別ワークショップを共催し効率的・効果的な情報収集と学術成果の発信に利用します。さらに、英米仏日の共同によるワークショップやスクールを隔年で開催し戦略的情報収集と本事業による世界拠点としてのプレゼンス向上をはかります。


  • 米国にて高エネルギー密度プラズマ計測に関するワークショップを開催します。
    (米国・サンフランシスコ)
  • 米国を中心として相対論プラズマ物性に関するセミナーを日本で実施します。(米国・アトランタ)
  • 日本と英国における高エネルギー密度科学全般に関する連携推進を目指した第3回日英ワークショップを大阪にて開催します。(日本・大阪)
  • 高エネルギー密度に関するウインタースクールを大阪で開催します。(日本・大阪)
  • 第3回レーザー誘起相対論プラズマと応用に関する国際シンポジウムを日本原子力機構関西光科学研究所と実施します。(日本・奈良)
  • 高エネルギー密度科学に関する第2回日仏ワークショップを仏国にて実施します。
    (フランス・オッソワ)


研究者交流

上記共同研究、セミナー参加のための派遣、受け入れを通じて研究者交流を行います。特に共同実験には若手研究者、博士課程大学院生を積極的に参加させ若手人材育成に資します。またこれらとは別に2-3カ月程度若手研究者を英国オックスフォード大学、ラザフォードアップルトン研究所に派遣する予定です。また若手研究者、博士課程大学院生を6月開催のヨーロッパ物理学会(ブルガリア)に1名、9月米国で開催される慣性核融合科学及び応用に関する国際会議(IFSA)に3名、11月開催の米国物理学会プラズマ領域に4名派遣し研究成果の発表機会を与えます。さらに日本のコーディネーターを欧州拠点および米国拠点・主要協力機関との議論するための派遣を実施し、マッチングファンドを含めた戦略的な国際連携について議論を行う予定です。また3月に仏国で実施予定のウインタークールを共同で開催し、これに大学院生をはじめとした若手研究者を派遣します。



2007年の研究交流活動

2008年の研究交流活動


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