研究交流活動 2007

※個々の活動詳細に関してはイベントカレンダーをご参照下さい。

共同研究

大阪大学レーザーエネルギー学研究センター、英国ラザフォード研究所、仏国LULIの高出力レーザー、米国リバモア研究所超高強度レーザー、米国大学超高強度レーザーを有機的且つ効果的に使用することでバーチャルな高出力レーザーラボの機能を持たせ効率的な共同研究を進めます。

また各国の計算コードに関しても、状況に応じて最適なコード開発・利用を行うことで効果的・効率的な共同研究を実施します。本計画では、若手研究者、博士課程学生を参加させることを条件とし以下の共同研究を実施します。


  • 日米英チームにより相対論プラズマ物性の共同実験を英国RAL、米国(ミシガン、リバモア研究所)にて実施。ネバダ大学との理論に関する共同研究を実施します。
  • LULIと阪大レーザー施設により高圧凝縮物性の共同実験を実施。日米仏により米国リバモア研究所での共同実験計画の立ち上げます。
  • 米国UCバークレー校にてイオンビームを使った固体-プラズマ中間体物性に関連する金属-非金属物性に関する共同実験を実施。日英米の共同でX線励起などの理論的な研究を通して新手法の共同実験立ち上げも検討開始します。
  • 日仏英のチームで阪大レーザー、英国RAL、仏LULILの装置を利用した実験室宇宙物理(ジェットの生成と無衝突衝撃波)に関する実験と理論の共同研究を実施します。
  • 日仏、日英のチームにより仏LULI、英RAL、阪大レーザーの装置を利用したプラズマフォトニクスの共同実験を実施。ネバダ大学との理論に関する共同研究を実施します。

セミナー

セミナー・ワークショップとして日本国内開催として3回、米国開催を1回行う予定です。2007年9月から10月にかけて、国内で3つのセミナーを予定しており、同時期にすることで効率的な運営を行います。

  • <9/17-9/20於:日本原子力研究開発機構 関西光科学研究所…超高強度レーザーにより生成される相対論プラズマ物性とこれを科学、工業、医療へ応用するための国際会議
  • 9/18-9/19 於:英国大使館…日本と英国における高エネルギー密度科学全般に関する連携推進を目指した英国大使館との共催ワークショップ
  • 10月 於:東京大学…高強度レーザーを用いた実験室宇宙物理の国際的な連携を推進するためのワークショップ
  • 2008/3/3-3/7 於:米バークレー…米国コーディネーターであるJ.S. WurteleによるWarm Dense Matter科学(固体−プラズマ中間体物性に関する日米セミナー。効果的な分野関連携を模索


研究者交流

上記共同研究、セミナー参加のための派遣、受け入れを通じて研究者交流を行います。特に共同実験には若手研究者、博士課程大学院生を積極的に参加させることで現場レベルの交流を目指します。またこれらとは別に20日程度若手研究者、博士課程大学院生を英国ラザフォード研究所、米国リバモア研究所に派遣し、情報交換や次世代ネットワークの基盤構築に役立てます。そのほか、若手研究者、博士課程大学院生を11月開催の米国物理学会プラズマ領域に派遣し研究成果の発表機会を提供します。さらに欧州拠点(英国ラザフォード研究所、仏国LULI)および米国拠点・主要協力機関との戦略的な国際連携について議論を進めます。


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