平成21年度 実績報告書
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2日目は,運営委員会の後、GCOE研究員のシリコン学教育(Philosophy教育)の一環として,一階良知先生(清風学園)より,「専門技能以外に研究者が求められる能力とは?」と題して大学院博士課程学生に対する教育の発表会「研究が円滑に進まないのはなぜか?」を聞いた。 6.6 国際交流夏期セミナープログラムResearch Internship Program 2010 6.6.1 概要 大阪大学グローバルCOEプログラム「次世代電子デバイス教育研究開発拠点」では,海外から博士課程学生や若手研究者を多数迎えて学内に疑似海外環境をつくり,平成22年度の夏に1か月間の国際交流夏期セミナープログラム「Research Internship Program (RIP2010)」を行う.海外の若手研究者との共同研究活動や研修ツアーでの異文化・異分野交流を経験させることで,自文化を自覚しつつ日本の科学技術研究を世界に発信する,グローバルな研究感覚をもつ若手研究者を育成する. 6.6.2 内容 平成22年7月5日より7月31日の日程で,参加者は受入各研究室にて電子デバイスに関する最先端の研究についての研修をうけ,共同研究を通じてグローバルな研究活動をおこなう. また,プログラム実施期間中には,オリエンテーション,歓迎会,学生主催の国際シンポジウム(本プログラムの報告会を含む),学内研究所見学,送別会を行う. 6.6.3 進捗状況 平成22年3月5日に国際公募を開始し,平成22年4月15日に応募を締め切った.海外からの応募が多数のため,選定委員会で審査を行い,11件採択とした.国別の内訳としては,アメリカ2名,中国1名,タイ1名,韓国2名,イギリス1名,オランダ1名,スイス1名,インド1名,台湾1名となった.採択者については,参加の意志を再確認し,受け入れ手続きを進めている. 6.6.4 今後の予定 平成22年7月1日の実施に向け,以下について準備を行う予定である. a) 参加者への渡航及び宿泊支援 b) RIP2010冊子作成のための参加者への原稿依頼と印刷発注 c) その他 6.7 まとめ グローバルCOE「次世代電子デバイス教育研究開発拠点」では,平成21年度に,協賛事業を含めると合計44件のシンポジウム,セミナーを企画・開催した.講演延べ件数は160件を超えた.情報収集・情報発信の観点では,グローバル教育研究開発拠点としてふさわしい活動が実施できたと考えている.平成22年度以降も同様の活動を継続して実施する.さらに,テーマをもったセミナーシリーズの開催148

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