平成21年度 実績報告書
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Dr. Dmitriy Krizhanovskii Dr. Edward McCann 樽茶清悟教授 荒川泰彦教授 Workshop6:Advances in NeuroengineeringIIIは、2010年2月1日(月)-2日(火)、大阪大学銀杏会館において開催された。今回で三度目の開催となる"Advances in Neuroengineering"は、EDIS2009ワークショップシリーズの一つとして、過去最多のスピーカーを迎えて開催された。Neuroengineeringという学際的なタイトルが示す通り、医学・生理学・工学といった様々な分野の研究者が入り混じり、分野を超えて活発な議論や意見交換が行われた。 初日は、主にBMI (Brain Machine Interface) に関する研究に焦点を絞った講演が行われた。先進の神経情報計測・処理デバイス(先進的多点電極や神経情報処理装置)から、先進的計測デバイスによる神経活動計測結果、臨床医による侵襲型システムの紹介や人工網膜移植結果に至る、BMIの実現に求められる工学・生理学・医学の流れを網羅する 形での議論がなされた。 また、基調講演では、ATR脳情報研究所の川人光男所長にお越しいただき、文部科学省脳科学研究戦略推進プログラムにおけるBMI研究の研究成果や、神経科学における新しいトレンドについての御講演を頂いた。デモ映像(脳活動を利用したロボットの制御等)を駆使した最新のBMI研究の紹介は、本分野の研究者はもちろん、学生たちにとっても刺激的な内容となり、講演後は学生を含む多数の聴衆からの質問がよせられ議論が盛り上がった。 川人光男ATR研究所長 Advances in Neuorengineeringの参加者 143

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