平成21年度 実績報告書
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6.学術交流 6.1 はじめに 本グローバルCOE「次世代電子デバイス教育研究開発拠点」(以下本拠点)において設置された教育研究ユニットであるIDER (Innovation-oriented Dynamic Education and Research)ユニット は,①明確な目的設定,②補完的異分野連携,③ダイナミックなユニット構成,④若手研究者の自立的活躍の場であること,により特徴づけられる,イノベーション創出を目指して活動する教育研究プラットフォームである.その活動を効率的に,的確に,かつ有効に進めるためには,通常の学会・研究会活動に制限されない,広い視野に基づいた情報収集や情報発信が必要である.また,本拠点を真にグローバルな教育研究開発拠点とするためにも,拠点の活動内容を積極的に広く発信することは重要である.したがって,本拠点では,独自に特色ある国際シンポジウムや講演会を企画・実施してきた. 本拠点を国際学界へアピールすること,電子デバイスで広範な実績をもつ外国人研究者を招聘することでIDER研究を推進すること,若手研究者の国際学会マネージメント力向上、博士後期課程学生の国際コミュニケーション力を向上させることを目指して,6回のシリーズWorkshopを国際シンポジウム(EDIS-Electronic Device Innovation Symposium)として大阪大学、および近隣の施設において開催した.また,そのほかにも,2つの国際シンポジウムと1つの研究集会を他組織と共同で開催した. IDERにおける研究推進を目指し,原則としてIDERからの提案に基づき,次の5つのカテゴリーのセミナーを,年間を通じて実施した. ・グローバルセミナー:英語を公用語とする,外国人講師等による公開セミナー. ・定例セミナー:国内から講演者を招聘して定期的に実施する公開セミナー. ・ミニセミナー:講演者を招聘して随時実施する公開セミナー. ・内部セミナー:新規融合連携の創出を目指し,IDERユニット・COE実施専攻メンバー内部から講演者を選定,情報交換を図る. ・FDセミナー:教員・IDERリーダの意識教育・共同研究発掘などを目指すセミナー.合宿形式を原則とする. 本年度は,グローバルセミナー5件,定例セミナー・ミニセミナー他9件,FDセミナー2件の計16件のセミナーを実施した. 拠点外組織が企画運営する研究集会を4件共催し,最新情報の収集と本拠点における研究活動の活性化を目指した. 以上の活動の一覧を表6.1に示す.またそれらの活動の具体的内容とそれを通じて得られた成果を種別毎に整理して次節以降に列挙する. 133

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