平成21年度 実績報告書
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5. 連携推進プログラム 5.1 はじめに 本連携推進プログラムは,若手研究者を育成する観点から,産業界との連携や海外経験を積極的に推進するものであり,以下の4つのプログラムについて実施した。 (1)海外派遣プログラム (目的)IDER ユニットに参加する若手研究者が,国際的に活躍できる研究者に育成する。 (2)グローバル産学交換プログラム (Internship on Campus) (目的)実際の産学連携テーマを実践する中で,基礎学力や専門知識に加えて,学生の研究マネジメント力,協調性・コミュニケーション能力等の基礎力を育成する。 (3)産学交流研究プログラム(Education in Company) (目的)若手教員・若手研究員の研究マネジメント能力および博士課程学生の幅広い視野を涵養する。 (4)グローバル発掘ファンド (目的)国際連携を持つIDERユニットが、共同研究の相手国で共同研究に資するファンドを設立するための準備のために渡航したり、相手先の研究者を招聘したりして、国家レベルのファンドの取得を支援する。 5.2 海外派遣プログラム 5.2.1 概要 本GCOEではIDERユニットに参加する若手研究者に対し,国際的に活躍しうる研究者の育成を目標に「国際会議参加支援」、「研究派遣」および「海外長期インターンシップ」のプログラム(派遣種別)を設け費用補助を行っている。対象は,IDERユニットに参加しているGCOE実施専攻の博士後期課程学生,ポスドク,助教相当である。本助成金の特徴としては,国際会議参加支援に対して開催地近隣の研究機関を渡航者自身により交渉を行い、訪問することを条件としていることが挙げられる。 海外派遣助成の派遣種別と目的 派遣種別 国際会議参加支援 研究派遣 海外長期インターンシップ 目的 IDERに関する論文発表と機関訪問(原則機関訪問を行う) IDERに関連した共同研究・講習会参加・機関訪問などの目的で海外の大学・企業に滞在 IDERに関連した研究テーマに近い海外の大学、企業などでインターンシップを実施する 5.2.2 平成21年度の派遣成果 平成21年度は,国際会議参加支援26名(助教5名、特任研究員2名、博士後期課程14名、博士前期課程5名),研究派遣2名(博士前期課程2名)に対し助成が行われた。参加会議・訪問機関名および期間を以下に示す。 127

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