平成21年度 実績報告書
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⑦ アナログCMOS集積回路演習講座 講 師: 谷口 研二 (大阪大学大学院工学研究科 教授) 実施日: 10/24、11/7、11/28、12/5、12/29 受講者数: 28名 ★Razavi著、黒田監訳「アナログ集積回路の設計(基礎編)」(丸善株式会社) の章末問題に関する 演習を行った。 ★①午前中の復習講義、②午後の演習、③宿題・レポート提出から成り立っており、他の講座と 比較して受講生の負荷が大きかった。 第1回:MOSデバイス・1段増幅回路(前半) 第2回:1段増幅回路(後半) 第3回:差動増幅回路 第4回:バイアス・信号処理用カレントミラー 第5回:①増幅回路の周波数特性 ②雑音 ⑧ RFアナログ集積回路技術講座 講 師: 松岡 俊匡 (大阪大学大学院工学研究科 准教授) 実施日: 1/16、1/23、1/30、2/6、2/13、2/20 受講者数: 14名 ★基礎的な電気回路,半導体工学,制御理論の基礎の他,「CMOSアナログ回路講座」,「高周波技術基礎講座」に相当する内容をすでに学んでいることを前提として講座を設定し,シリコン系半導体素子を用いたRFアナログ集積回路をターゲットとし, RF集積回路開発ができる技術者を養成した. 第1回:①バイポーラ・デバイスの特性 ②MOSデバイスの特性 第2回:①受動素子の特性 ②低雑音増幅回路 第3回:①電力増幅回路,アンテナ・スイッチ ②電圧制御発振回路 第4回:①ミキサ ②イメージ抑圧技術 第5回:①受信機の集積化 ②IFアナログ回路 第6回:①事例紹介(1) ②事例紹介(2) 4.4.3 実施結果 平成21年度には上記のように8つの講座、4回のセミナーを実施し,回路・デバイス設計などのエレクトロニクス基礎教育を系統的に学習できるようにした.主に関西の企業からの,延べ135名という多数の受講生を育成することができ,この取り組みの関西産業界での関心の高さが窺える. 4.5 まとめ 本拠点の教育実践支援室では,平成21年度に,グローバルCOE研究員・研究補助員として36名の学生に経済的な支援を実施するとともに,彼らを含めた若手研究員及び若手教員に対する教育活動として,シリコン学教育プログラム,MOT教育プログラムを実施した. 平成22年度以降も同様の学生支援・教育活動を継続して実施するとともに,平成22年度には学生達自らが運営する学生主催国際会議を開催予定であり,これを成功させるために各種支援を実施する. また,「社会人のためのリメディアル・エレクトロニクス」プログラムに関しては,産業界の強い要123

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