平成21年度 実績報告書
120/156

採用は年度単位とし,グローバルCOE研究補助員は一定の支援額(月額上限7万円程度)とするが,グローバルCOE研究員については,A(月額上限16万円程度),B(月額上限10万円程度),C(月額上限8万円程度)、D(月額上限3万円程度)の4ランクを設定して,研究活動状況や研究業績などに基づく評価が反映されるようにしている.グローバルCOE研究員・研究補助員の服務義務には,下記のものがある. ・IDERユニット構成員としての研究遂行 ・原則として各種教育プログラムへの参加 ・原則としてグローバルCOE主催・共催のシンポジウムならび国際会議への参加 平成21年度の採用実績は,下記の通りである. GCOE研究員 D1: 11名, D2: 9名, D3: 4名, D4: 3名, 合計 27名 GCOE研究補助員 全員M2:7名,M1:1名 計8名 平成21年度に採用されたグローバルCOE研究員・研究補助員の研究成果については,“添付資料2平成21年度採用グローバルCOE研究員・研究補助員の研究成果報告”にまとめている. 4.3 教育実践支援室主催で実施する教育プログラム 4.3.1 シリコン学教育プログラム シリコン学教育プログラムは,本拠点の教育実践支援室が行う教育活動の中の一つのプログラムである.対象者は,本拠点のIDERユニットリーダー,若手研究者,若手教員ならびに本拠点雇用のグローバルCOE研究員・研究補助員である博士後期課程学生および前期課程学生で後期課程進学予定者である. 4.3.1.1 実施目的 本拠点では,IDERユニット上での研究開発を通して,博士課程学生・若手研究者を幅広い視野と研究開発力を擁し,世界に通用する人材へと育成する.開発を推進する体制としては,「パワーデバイス」,「センシングデバイス」,「フォトニックデバイス」,各々の研究開発を組織的に展開する戦略テーマ部門と,「材料開発」,「評価解析」,「インテグレーション」の支援部門を設置し,これら六部門が縦糸横糸の関係として密接に連携することでデバイス開発を促進する.このような縦糸横糸の密接な連携の模範として,大規模半導体集積回路に代表され,長年の歴史を有するシリコン・デバイスでの研究開発を取り上げ,シリコン・デバイスそのものを教育するのでなく,その方法論もしくは思考方法を博士課程学生・若手研究者に教育することが「シリコン学教育プログラム」である. この教育プログラムを通して,幅広い視野と研究開発力を擁し,世界に通用する「真の博士(Dr. of Philosophy)」を育成する. 4.3.1.2 実施内容 平成21年度においては,シリコン学教育活動として,下記の通り,1回の合宿形式での研修を実施した. 116

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です