平成19年度実績報告書
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テラヘルツセンシング・イメージングシステム開発ユニット ユニットリーダー の氏名・所属 氏名 役職 所属(部局・専攻・講座) 川山 巌 助教 レーザーエネルギー学研究センター ユニットの概要 近年、テラヘルツ波を利用したセンシング・イメージング技術が大きな注目を集めている。本ユニットでは、光源として量子カスケードレーザー、非線形光学結晶、検出器としては超伝導ジョセフソン検出器およびInGaAs光伝導スイッチなど、連携グループ間で多種多様なデバイス開発を進め、それらを効果的に融合し組み合わせたテラヘルツセンシング・イメージングシステムを構築し、新規な産業応用分野の開拓を目指す。 研究背景 および目的 周波数100GHzから100THzの電波と光の中間に位置するテラヘルツ波は良質な光源および検出器がないため、研究開発が遅れていた。しかしながら近年、テラヘルツ技術の開発が進み、テラヘルツ波を利用したセンシングにより、不法薬物、生体組織および半導体集積回路など様々な材料の評価・識別が可能であることが明らかになってきた。一般に用いられている低温成長GaAs光スイッチとフェムト秒パルスレーザーを組み合わせた時間領域テラヘルツ波発生・検出システムは分光システムとして非常に有用であるが、高速性、サイズ、可搬性、コスト等の問題から応用範囲が限られる。テラヘルツ波の幅広い応用展開を図るためには、多様な光源・検出器等およびそれらを組み合わせたシステム開発が必須である。この様な認識から、今回のユニットでは高度な材料開発技術、デバイス・システム開発技術、光源開発技術を結集し、テラヘルツ応用の本命とである、センシング・イメージング応用に必要なデバイスおよびシステム開発を行い、テラヘルツ波を利用した新規な産業応用を開拓することを目指す。 IDERユニットの構成 氏 名 役 職 所 属 [ユニットリーダー] 川山 巌 [ユニットメンバー] 竹家 啓 金城 隆平 金子 亮介 水野 将吏 吉村 政志 松川 健 寶迫 巌 Daniel Mittelman 張 彩虹 [ユニットアドバイザー] 斗内 正吉 助教 PD M2 M1 M1 助教 D1 教授 D2 教授 レーザーエネルギー学研究センター レーザーエネルギー学研究センター レーザーエネルギー学研究センター レーザーエネルギー学研究センター レーザーエネルギー学研究センター 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 情報通信研究機構 Rice University(米国) 南京大学(中国) レーザーエネルギー学研究センター 82

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