平成19年度実績報告書
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次世代パワーデバイスのコンセプト検討ユニット ユニットリーダーの氏名・所属 氏名 役職 所属(部局・専攻・講座) 三浦 友史 准教授 工学研究科・電気電子情報工学専攻・ システム・制御工学講座 ユニットの概要 GaNパワーデバイスを中心として,材料の物性および市場分析・未来予測を基に,応用分野ごとに次世代パワーデバイスのコンセプトを検討する.次世代パワーデバイスを用いた電力変換器の基礎検討・概念設計を行い,その効果と素子に要求される性能を明らかにする.得られた知見を結晶育成やデバイス設計に反映し,回路・デバイスシミュレーションを行うことにより,デバイスコンセプトを検証・確立する. 研究背景 および目的 本研究の目的は,GaNを中心とした次世代パワーデバイスであるワイドバンドギャップ(WBG)素子の開発コンセプトの確立である. 現代においては,分散電源,自動車,ITなどいずれの分野においても基盤技術であるパワーエレクトロニクスが重大な役割を果たしている.パワーエレクトロニクス機器の普及に伴って機器の小型・軽量化、および低環境負荷・省エネルギーのために一層の高効率化が求められるが、現状のシリコンデバイスはその性能限界に近づいており,今後の進展にはWBG素子の適用が不可欠である. そこで本ユニットでは,まずWBG素子の市場ニーズを検討し,要求される性能・効果予測を行う.そして,結晶育成・デバイスシミュレーションなどの技術シーズと連携し,さらに変換器の高パワー密度化のための回路素子・実装技術などの広範な検討を行い,パワーデバイスとしてのコンセプトを確立する.こうした得られた成果はGaN素子開発の駆動力となるほか,学際的に開発する解析手法・統合設計技術は広範囲な分野を統合する新しいツールとなる可能性がある.IDERユニットの構成 氏 名 役 職 所 属 [ユニットリーダー] 三浦 友史 [ユニットメンバー] 今出 完 柿ヶ野 浩明 鎌倉 良成 川村 史朗 佐伯 修 杉原 英治 Simanjorang Rejeki 高橋 康夫 前田将克 [ユニットアドバイザー] 伊瀬 敏史 岩本 英雄 准教授 特任研究員 助教 助教 特任研究員 助教 准教授 D3 教授 助教 教授 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 電気電子情報工学専攻 先端科学イノベーションセンター 先端科学イノベーションセンター 電気電子情報工学専攻 三菱電機(株) 74

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